2021年9月8日3 分フレイルの危険因子と対策8月の上野原市の市報に掲載された私の記事を転載いたします。 フレイルは、偏った食事、運動不足、疼痛、難聴、抑うつ、認知機能障害などで生じやすくなります。また、服用している薬が6剤以上の場合、フレイルになりやすいとされています。...
2021年8月9日2 分大変、ご無沙汰しておりましたコロナ対策、コロナワクチンなどで、多忙なためブログのアップができませんでした。 さて、今日は向精神薬の不適切な使用について書き込んでみたいと思います。 向精神薬の不適切な使用で最も多いのは睡眠導入剤と抗不安薬だと思います。これらの薬剤は概ねベンゾジアゼピン受容体に作用するも...
2021年1月23日3 分怒っていらっしゃるご高齢の方入院依頼の多くを占める事例は「BPSD」(認知症周辺症状)がコントロールできず、施設や家庭での介護が不可能というものです。BPSD(認知症周辺症状)とは認知症に伴って、以前より怒りっぽくなったり妄想をもったりするという概念です。...
2020年12月7日2 分睡眠導入剤の気軽な処方について外来で「眠れない」と訴えると睡眠導入剤が気軽に処方されてしまいます。これは精神科だけではなく、他の診療科でもよくあることです。しかし睡眠導入剤のほとんどは、服用した翌日に自動車を運転することを薬の添付文書(取扱説明書のようなもの)では禁じています。なぜなら睡眠導入剤は服用し...
2020年12月3日1 分COVID-19(新型コロナウィルス)について感染が拡大しています。当院でもかかりつけ患者さんが発熱した場合、検査ができるようにしております。また新規入院患者さんは全例、検疫(入院後一定期間個室で観察する)を行いはじめております。この3月以降のほとんどの期間、当院の職員は外食禁止などの自粛を続けております。...
2020年11月17日1 分ベンゾジアゼピン作動薬についてデパス、ワイパックス、ソラナックス(いずれも商品名)などの抗不安薬やレンドルミンやベンザリンやハルシオンといった睡眠導入剤をベンゾジアゼピン作動薬と呼んでいます。 これらの薬はすぐに不安を解消したり、入眠困難を改善する効果がある反面、依存性があります。また認知機能低下も特に...
2020年11月13日2 分11月からのCOVID-19 対策2020年はCOVID-19(新型コロナウィルス)に翻弄される日々が続きました。10月に入って、近隣の病院でメガクラスターの発生が認められ、当院も警戒レベルを上げることとしました。 厚労省により、11月以降は全ての医療機関がかかりつけの発熱患者さんの検査を行うことを求められ...